2月13日から昨日の15日まで、ビジネスアイデアを競うことを通して起業家を育てようというイベント「Startup Weekend」に参加してきました。 これは、グーグルもスポンサーをしていて、同様のイベントが世界各地で開催されています。
参加者は30人程度で、年齢層は20代、30代がメインでした。
イベントの流れ
- 参加者がビジネスのアイデアを1分間で宣伝する(ピッチと呼んでいます)
- 参加者がそれぞれのアイデアへ投票をする
- 得票数の多い順にアイデアを絞る
- アイデアごとにメンバーを募集し、3人以上集まればチームとなる
- それぞれのチームでビジネスアイデアを議論し、ビジネスモデルを固め、検証、(部分でもいいから)作成、実行する
- 3日目最終日の夜にプレゼンテーションをする
- 審査員による優勝者決定
自分のアイデアと体験したこと
僕は、ピッチで「コンサルタントをトライする」Webのマッチングサービスの提案をしました。
専門家としての経験や知識を持ちながら、売り込む手段がなくてそれを活かせてない人たちがいる一方、それを必要とする個人や中小企業などにとって、専門家、コンサルタントに会って話を聞くということが、あまり日常的なことでなく、簡単ではないと思ったからです。
このアイデアは、他の人たちのアイデアと比べて地味ですが、よりビジネスプラン的だったと思います。
ただし1分間ではビジネスの内容を説明するのは難しく、内容よりも印象を大事にするべきだと感じました。
投票では、得票数が6でこのアイデアが残り、チームを作ることができました。
2日目には、実際に起業した経験のある方から、コーチとして、ビジネスアイデアについて、いろいろとコメントをいただきました。
- 顧客は誰か、顧客にとっての価値は何か
- 誰からお金を頂くのか
- 業界で同じようなサービスはないか
- このサービスが、他のサービスと比べてどう違うのか、どう差別化するのか
- 専門家の分野をセグメント化して、サービスをもっと特化できないか
- 同じようなアイデアは過去にもあったが、どれも大きく成功していない。過去の事例を検証したか
- ピッタリのコンサルタントを探すために非常に多くのお金と時間を使っている。それをWebの検索だけでは探せないのではないか
などなどです。
ビジネスを組み立てる上で、貴重なアドバイスをいただきました。
最初のビジネスモデルから修正はありましたが、大きくぶれることなく、3日目には無事発表を終えました。
一方、他のチームを見ていて感じたことがあります。
一人がアラビア語のオンライン学習サービスをピッチで提案しました。そのアイデアでチームができました。
チームは、市場調査をしアラビア語オンライン学習の需要はそう多くないと判断しました。最初からそうだと分かってたそうですけれど(笑)
そこで、マーケットを拡大させるため、ベリーダンスをする女性がエジプト人のイケメンとの恋に落ちるというオンラインゲームを通じてアラビア語を勉強するサービスをつくりました。ゲームで人を釣ろうという作戦です。
このプレゼンテーションはとても面白かった。
ピッチの時に出ていたアイデア自体は、ビジネスというより「面白そう」「楽しそう」「夢がある」というアイデアが多かったように思います。
しかし、そちらのほうが、チームに人は集まり、活気があり、作成、実行もよくやっていて、最後のプレゼンテーションもエンターテインメント性があり、人を惹きつけていました。
学んだこと
- ビジネスコンセプトを考えるにあたって「顧客」「価値」「差別化」「セグメント」を意識すること
- また人を巻き込む当たって「面白い、夢があること」は重要であり、それが人を惹きつけ、想像性を膨らませ、行動を加速させる
チームの皆さん、本当にお疲れさまでした。
参加者、コーチ、オーガナイザーの皆さん、ありがとうございました。
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